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景気動向指数とは|意味・CI/DIの違い・先行/一致/遅行・見方・公表スケジュール

景気動向指数とは|意味・CI/DIの違い・先行/一致/遅行・見方・公表スケジュール
経済指標

景気動向指数は、いまの日本経済の体温と、向こう数か月の変化の兆しをまとめて見せてくれる総合指標です。生産・雇用・消費など複数の統計を束ねて作られ、内閣府が毎月公表します。政策立案だけでなく、企業の投資判断や個人投資家の相場観づくりにも広く使われています。

1. 景気動向指数の基礎

何を示す?

経済の「方向」と「足取り(強さ・広がり)」を、複数の統計を合成して可視化したもの。

誰がいつ出す?

内閣府が毎月公表(速報・改訂の二段階)。

2. 2つの形式:CI と DI

CI(Composite Index)

生産・在庫・雇用・消費・物価・サービス等を加重合成し、景気の方向と変化の大きさを数値化します。

DI(Diffusion Index)

取り上げた複数指標のうち、改善しているものの割合(広がり)を示します。景気の裾野の広さを把握するのに向きます。

3. 3つの分類:先行・一致・遅行

CI/DIとも、景気に対して動くタイミングで3区分します。

先行指数(Leading)

数か月先の景気を先取り。例:新規求人数、新設住宅着工床面積、機械受注、消費者マインド。

一致指数(Coincident)

いまの景気と同時に動く。例:鉱工業生産、商業販売額、有効求人倍率。現状判断の中核です。

遅行指数(Lagging)

景気変化の後から動く。例:完全失業率、法人税収など。局面転換が定着したかを確認。

4. 見方のコツ(目安つき)

CI一致指数(現状の強さ)

上昇=拡張局面の可能性、低下=後退局面の可能性。 月々のブレが大きいので、3か月・7か月移動平均で傾向を確認すると◎。

DI一致指数(広がりの度合い)

50%超=改善が広く進行、50%未満=悪化が広く進行。 勢いの大きさそのものは示さないため、CIと併読が前提。

ワンポイント

CI=強さ/大きさ、DI=裾野/広がり。どちらか一方では誤解しがちなので、セットで評価しましょう。

5. 公表スケジュールと確認先

頻度: 毎月

流れ: 月初に「速報」, 月末に「改訂」

時刻: 原則 14時

確認先: 内閣府の公式サイト(統計ページ)で、先行・一致・遅行の最新値、過去推移、解説資料が公開されています。主要な経済ニュース/金融情報サイトでも結果・予定日を確認できます。

6. よくある質問(Q&A)

Q1. CIとDI、どちらを重視すべき?

A. 役割が違うため、併用が基本。CIで強さ, DIで広がりを見ます。

Q2. CIが上がっているのにDIが50%未満のときは?

A. 一部の分野に牽引されている可能性。偏りが大きい拡張で腰が弱い局面かもしれません。

Q3. どのくらいの頻度でチェックすればいい?

A. 月次指標なので、月1回の結果確認+移動平均で流れを追うのが現実的。短期売買のタイミング決定には向きません。

Q4. 相場と完全に一致して動きますか?

A. いいえ。統計は後追い・改訂もあるため、補助線として使い、他の指標や市場データと総合判断を。

7. まとめ

  • 景気動向指数は日本経済の現在地と近い将来を映す合成指標。
  • 形式はCI(強さ)とDI(広がり)、タイミングは先行・一致・遅行。
  • 判断はCI一致+DI一致の併読が基本。移動平均でノイズをならしつつ、速報→改訂の二段階にも留意。
  • 公表は毎月・原則14時。内閣府サイトなどで最新値と解説を確認できます。